兵庫県【全国市町村/官民格差/②公務員と民間の所得格差順ランキング】2016年版

兵庫県の公務員平均年収１位～４１位（三田市・神戸市・三木市・宝塚市・西宮市・芦屋市・川西市・姫路市・明石市・加古川市・尼崎市・伊丹市・高砂市・加西市・宍粟市・神河町・小野市・稲美町・多可町・佐用町・淡路市・豊岡市・たつの市・猪名川町・養父市・西脇市・朝来市・加東市・香美町・新温泉町・太子町・赤穂市・洲本市・丹波市・播磨町・市川町・篠山市・南あわじ市・福崎町・上郡町・相生市）

兵庫県の官民格差１位～４１位（三木市・多可町・宍粟市・神河町・佐用町・豊岡市・香美町・養父市・新温泉町・淡路市・朝来市・小野市・丹波市・加西市・西脇市・市川町・稲美町・姫路市・高砂市・洲本市・尼崎市・南あわじ市・たつの市・加東市・神戸市・三田市・明石市・篠山市・上郡町・加古川市・川西市・赤穂市・伊丹市・福崎町・播磨町・太子町・相生市・猪名川町・宝塚市・西宮市・芦屋市）

◆兵庫県全域で見た場合、公務員年収が１位だったのは「三田市」で、約７３０万円でした。
◆公務員年収から給与所得控除を差引いて、税引前年間所得（収める税金を計算する為の仮の数字）を計算すると、約５３７万円でした。
◆これに対して、三田市民の全体平均所得（公務員も含んだ数字です）は、約３６２万円しかありませんでした。
◆三田市の公務員は、三田市民全体平均（公務員も含んだ数字です）の「１．４８倍」もの所得を得ていることになります。

◆兵庫県全域で見た場合、公務員と地域全体平均（公務員も含んだ数字です）との官民格差が最も大きく１位だったのは「三木市」で１．７８倍でした。
◆三木市の公務員年収は、約７０９万円でした。
◆公務員年収から給与所得控除を引いた、税引前年間所得（収める税金を計算する為の仮の数字）でも、約５１９万円でした。
◆これに対して、三木市の地域全体平均所得（公務員も含んだ数字です）」は、約２９１万円しかありませんでした。

◆兵庫県では、「４１市町村中、４０市町村の公務員」が、地域平均（公務員も含んだ数字です）の１．１６倍以上の年間所得を得ていました。

●　　４市町村の公務員が同地域全体平均の１．７１倍以上の年間所得
●　１２市町村の公務員が同地域全体平均の１．６１倍以上の年間所得
●　２２市町村の公務員が同地域全体平均の１．５０倍以上の年間所得
●　３４市町村の公務員が同地域全体平均の１．４２倍以上の年間所得
●　３７市町村の公務員が同地域全体平均の１．３８倍以上の年間所得
●　３９市町村の公務員が同地域全体平均の１．２２倍以上の年間所得
●　４０市町村の公務員が同地域全体平均の１．１６倍以上の年間所得
●　４１市町村の公務員が同地域全体平均の０．７９倍の年間所得

※最下位の０．７９倍は芦屋市であり特殊要因です。
※関西圏では誰もが知る芦屋市は古くから関西の資産家が集中して住んでいるエリアであり、現在でも高所得者が集まってくるエリアです。住民の平均所得水準は関西圏で１位、西日本でも１位、全国でも５位という飛び抜けて高いエリアです。

◆兵庫県では、「４１市町村中、３９市町村の公務員」が、４００万円以上の年間所得を得ていました。
◆対して日本全国の市町村で平均所得（公務員も含んだ数字です）が４００万円を超えている地域は、たったの４１市町村しかありません。
◆そこに含まれる兵庫県の市町村は、芦屋市・西宮市・宝塚市の３つだけです。
◆兵庫県の住民であれば理解できると思いますが、この３つの市は阪神地区で働く人々の中でも比較的に収入の高い人々が目指してくる高級住宅街です。その人々と同じ（あるいはそれ以上の）収入を、兵庫県の３９市町村の公務員が得ているわけです。

兵庫県【全国市町村/官民格差/②公務員と民間の所得格差順ランキング】2016年版　1位~41位

【必読・このデータの見方に関する解説】はじめに
 【他地域へのリンク】全国市町村/官民格差データ(２種)/2016年版目次
 【全国市町村/官民格差/2016年/金額順】兵庫 1位~41位
 【全国市町村/官民格差/2016年/格差順】兵庫 1位~41位
 【必読リンク（１）】憂鬱なる警告/タイムリミットは2020
【必読リンク（２）】視えない魔物/プロローグ

◆追加参考資料

◆以下は兵庫県の市町村公務員を使用した比較（下記の画像資料）ではなく、県の公務員年収と、兵庫県全体の民間人年収（給与所得者のみ）との比較です。２０１６年実績。
●兵庫県の公務員平均年収　６８１万６７４０円
●兵庫県の民間人平均年収　４８４万８０００円
●兵庫県の官民格差　１．４１倍
※上記数字を算出する為に使用した各種資料はここ（←リンク）から収集したものです。

◆この官民格差の一方で、兵庫県が抱えている「貧困問題」。２０１２年実績。
●兵庫県の貧困世帯率　２０．３％
●兵庫県の子供の貧困世帯率　１５．４％
●兵庫県のワーキングプア世帯率　１１．１％
※上記は山形大学人文学部法経政策学科の戸室健作准教授が、２０１６年３月の山形大学人文学部研究年報の第１３号（←リンク）の中で発表した資料を元に記載しています。資料内のデータを計算するために戸室健作准教授が使用した、元となる調査（総務省の就業構造基本調査・厚生労働省の被保護者調査）は５年毎しか作成されないため、現時点における最終年度は２０１２年となります。

全国市区町村/官民格差データ（２種）/2016年版/各地域データへのリンク集
【北海道＆東北エリア】
金額順：北海道・青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島
格差順：北海道・青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島
【関東エリア】
金額順：茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東京・神奈川・山梨
格差順：茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東京・神奈川・山梨
【北信越エリア】
金額順：新潟・富山・石川・福井・長野
格差順：新潟・富山・石川・福井・長野
【東海エリア】
金額順：岐阜・静岡・愛知・三重
格差順：岐阜・静岡・愛知・三重
【関西エリア】
金額順：滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山
格差順：滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山
【中国エリア】
金額順：鳥取・島根・岡山・広島・山口
格差順：鳥取・島根・岡山・広島・山口
【四国エリア】
金額順：徳島・香川・愛媛・高知
格差順：徳島・香川・愛媛・高知
【九州・沖縄エリア】
金額順：福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島・沖縄
格差順：福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島・沖縄